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 開院以来、1年365日診療を続けています(※整形・内科のみ) 

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横漏れ防止の極意とは

勉強会・連絡会議など
皆様こんにちは。
横浜東邦病院 事務スタッフの坂本です。


本日は恒例の勉強会のご紹介。
ただいま病棟にて、業者の方から紙おむつのあて方について、昨日・今日・明日の3日間を使って集中講座が開かれております。







昨年7月にも同様のおむつ講習が行なわれていましたが、今回は第2回ということで講習時間を延長してお届けしております。


今年の講習でも重ねて話題に挙がったことが、おむつの一番の懸念点は「横漏れ」ということ。
今年は横漏れ対策に重要なことを、実物で実践してくれました!





通常時(しっかりとあたっている場合)はどのようになるでしょうか。
色付きの水を排尿に見立てて注水していきます。






500mlのペットボトルを迷うことなく注ぎ込みます!
まるまる1本をおむつに入れても・・・





この通り、全て真ん中の吸水ポリマーに吸い込まれてサラサラの状態をキープできます。
ちなみにペットボトル1本分の水分を吸収してるので、結構重くなってます!



これだけ吸うのになぜ横漏れが発生してしまうのか?
その秘密は、おむつの構造に隠されていました!
吸水部の左右に壁のようにそびえ立ついぶし銀のディフェンサー、この立体ギャザーです。







このギャザーが防波堤となり、隙間から漏れないようになっているのです!

しかしよく間違えている例として挙げられるのが、腰周りでサイズを合わせてしまい足回りのサイズが一致せず、隙間ができてしまって漏れてしまったり、
装着の際にギャザーを気にしないでつけてしまい、寝たままとなってしまっていたりと、この構造を活かせずにいるとのことでした。

実際に寝た状態ではどうなってしまうのか・・・?
その貴重なシーンを収めた写真を入手しました。





このように寝た状態を作るために、ギャザーを指で押さえて水を注いでみます。
うまく吸水部にあたっている場合はうまく吸えていますが、少しずれてしまうと・・・





コースアウト!


御覧のように立体ギャザーの外は吸水部がないので、水を吸ってくれません。
なので漏れを防ぐためにはこの立体ギャザーを機能させるよう、装着しなければなりません!






綺麗に装着するためのコツ、やってはいけない事や適性位置などなど、おむつの業者の方に直々に指導して頂きました!
快適な入院生活をお届けするため、この3日間で学べるだけ学びたいと思います!




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