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 開院以来、1年365日診療を続けています(※整形・内科のみ) 

ブログ

痔の診療、はじめました。

日記
2022年現在、担当医不在のため、痔の診療を行っておりません。
 あくまで1つの経験談としてご参考いただきますよう、お願い申し上げます。


皆様こんにちは。
横浜東邦病院 事務スタッフの坂本です。

7月に入り、いよいよ夏の到来です。
もう到来する前から暑い日が続いていたので、「夏が来た!」感が非常に薄いですが!


さてさて、当院では6月から痔の診療がはじまりました。
私にはとてもクリティカルな話題なんですけれども、その分痛みなどはわかるので治療は始まるのはありがたいお話。

「んじゃ、宣伝ポスター作成と広報活動よろしくね!経験者として!

『そう来ると思ったよ!』


という流れるようなやり取りもあったので、ちょっと自分の体験談でも・・・
念のためご飯中の方はご注意ください!






元々「なんかこれ痔なんじゃないかな」みたいな痛みは感じてはいたんですが、
特段気にせずに過ごし何年も経過してはいました。
場所が場所だけにあまり周囲に相談も…という考えもあり、しばらくすると痛みはひくし・・・


しかしその安寧の日々は唐突に終わりを迎えてしまったのです───

その日もお手洗いの後に若干の痛みを感じつつ過ごしていましたが、翌日に出勤した後も痛みがひかない。
今回は痛みひかないなーとか考えつつ動き回っていましたが、その内段々と痛みが増す事態に。
特に物を持ち上げようと屈んだ時に、鋭い痛みがお尻を襲う!もう屈むのが嫌なくらい・・・
(そんな日に限って重いものを持つ業務があったり・・・)
これはちょっとおかしいぞと感じて、痛みを引きずりながら帰宅したその日の夜のお風呂でお尻を触ってみると、
ちょうど出口付近に何か出っ張ってるものが。
あややこれは何だと思い押してみると、中に引っ込む。
何か腫れてるのかな・・・まさか痔なのかな・・・と考えながら、押すと引っ込むから明日になれば少しは改善されるかも、と楽観視していたら、
翌日も全く痛みはひかず。


これはもうだめだ!
とたまらず診てもらいにいきました。
診察には当然お尻を見せなくてはいけないのですが、

恥ずかしい < この痛みからはやく開放されたい
 

な状況の中、そんなこと気にしている余裕はありません・・・



診察時もとても気を使ってくれています。
患部を見せる時も、まずカーテンに囲われている診察台まで案内してもらいました。

「ではズボン降ろして、こちらにお尻を向けて寝転がってくださいねー」

『はい!(ズルリ』

「あっ、そこまで降ろさなくていいです・・・」

『アッハイ・・・』


膝上くらいまで戻し、お尻だけ出して横向きに寝転がったら、その上からタオルを掛けてくれます。
そうこうしている内に先生が患部をみたら・・・

「あー、これなら切って取っちゃえばすぐ治るよ!すぐ準備するから!」

『えっ、このまま入院して手術室ですか?!』

「いや、いますぐ」

『いますぐ』



いきなり「切る」と言われて戸惑いましたが、説明を聞くと痔の症状としては一番多い種類とのこと。
いわゆる「いぼ痔」と呼ばれるものですが、いぼ痔でも肛門の奥にできる「内痔核」と、入り口にできて
視認もできる「外痔核」に分かれます。
内痔核はそこまで痛みを感じない代わりに出血を伴うものが多く、逆に外痔核は外にあるため出血する事態は
そこまで無いけれども、とても痛い。といった感じです。
つまり外痔核はこのいぼ(血栓)が直接当たることで痛みが発生するので、血栓を取ってしまえば解決!
やったね簡単だ!

部屋を移動して、いよいよ準備に入ります。
まず切る前に患部に消毒と麻酔を施すことに。

「はい、じゃあしますよーちょっと痛いかも」

『あ、はい ちなみにどの辺りnおふっ


肛門の横辺りに麻酔を打ちます。
正直痔の治療の中でこれが一番痛かったです・・・
(それ以降は麻酔かかってるし終わってからは痛み止め飲むし当然っちゃ当然ですが!)

「それじゃ切除しちゃうからねーすぐ終わるから」

『はい・・・なんか緊張しますねこういう切除とか初めてなので』

「はい、おしまい」

『早っ』
5分程で終わりました。
(切除は1分くらいで終わってるんじゃ・・・)

あとは排便時は必ずウォシュレット使用・毎日消毒すれば1週間もかからずに塞がり終わり、とのこと・・・
切除した血栓も見せてもらいましたが、朝顔の種を少し小さくしたようなぶよぶよした赤い塊でした。
こんな小さいものでここまで痛みを・・・やりおる。


傷口にはガーゼを当てるので排便時やおならが出そうなときは少々戸惑ったり時間がかかったりしましたが、
切った翌日には職場でパソコンカタカタしてました。
(事務部の方々から円座クッションプレゼントしてもらっちゃいました・・・ありがたやありがたや)

排便も1日目・2日目あたりは時間がかかりましたが、しばらくしたらそこまで痛みもなく。
4~5日ほどでガーゼに血が付かなくなり、1週間後くらいの診察で無事完治報告を頂きました。


ここからが重要なのですが、切除した後の生活の楽なこと楽なこと。
今まで排便後は大なり小なり痛みがあったのですが、もう全く痛くない。
それに加えて外痔核が飛び出していることにより感じていた残便感が一切なくなりました。
今までの悩みが全て吹き飛び、トイレの後が本気で快適です。

以上の経験から、今現在お悩みを抱えている方は早めに医師へ相談することをお勧めします!
診てくれるところがお近くにあるようでしたらそこでも構いません!もうホント世界が輝く。


今ではほとんどの人が自覚の有無にかかわらず痔を持っているそうですが、
私が痔の治療を行ったということは院内では結構知れ渡っているようで(誰だ広めたの!)、
自身の経験談であったり、相談を受けたりとやはり痔の人口は多いようです。

悩まされている人は、思い切って相談してみると良いかもしれませんよ!




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