文字サイズ
 開院以来、1年365日診療を続けています(※整形・内科のみ) 

ブログ

はじめてのバリウム

横浜東邦病院からのお知らせ
1つの経験談としてご参考くださいませ。


皆様こんにちは。
横浜東邦病院 事務スタッフの坂本です。

気が付けばもう10月に突入し、一気に日が沈むのが早くなりました。
ここからは冬に向けて一直線・・・と思いきや、日中の気温が30℃を超えたり、台風がきたりと、よくわからない気候になりつつありますね。


さて、10月に入って、当院はさっそく冬支度(?)を始めております。
10月1日より、インフルエンザの予防接種の受付が開始されました。
統計を調べてみると、すでに9月にはインフルエンザがちらほらと見られているようで…
9月上旬までで、東京・神奈川エリアで50人ほど感染者が出ているようです。
早め早めの予防を心がけたいですね…
手洗い・うがいをお忘れなく!


そして私はというと、秋に入ってきたということで各季節恒例の作業を行っております。




院内広報誌・うめだよりの第5号を制作中です!

今回は10月から新たながん検査である「Cologic(コロジック)」がはじまることを受け、がんについて何か記事にしてみよう!という流れに。
アミノインデックスは色々採り上げられているので食傷気味だし何を掲載するかとネットを眺めていたところ、横浜市で行っているがん検診サービスのページを発見。
ちょうど当院でも行っている検査だったので、これでいこう!とデスクに報告へ。


『というわけでこの横浜市の胃がん検診(X線検査)にスポットを当てたいと思います』

デスク「いいでしょう存分にやりたまえ」

『では、ちょうど当院で受けられる検査のお話しなので、誰かに体験してもらって私が後ろから取材する形にしましょう!』

デスク「いや、君が飲むんだよ?」

『えっ』

デスク「よしじゃあ予約しに行こうかさぁ行こうすぐに行こう」



・・・非常にスピーディに体験リポートが決まりました。
しかし初めてのバリウムだったので、少し楽しみにしながら検査当日を待っていたことは黙っていようと思います。


そして運命の検査当日・・・
まずは受付に向かい、予約票を提出します。






その後、健康診断の場合は処置室から呼ばれるので待合室で待つことになりますが、今回は胃のX線だけなので直接2階のレントゲン受付へ向かいます。




レントゲン受付で基本票を渡して、2階の待合室で呼ばれるのを待ちます。
(受付に人がいないときは横に置いてあるベルを鳴らしてくださいね!)



呼ばれて中に入ると、レントゲン室の中にロッカーがあるのでそこで検査衣にお着替え。
着替え終わりカーテンを開けた先に用意されていたものは…








人生初体験のバリウム&発泡剤!
………よく見るとバリウム大きくない?全部飲むんですかコレ。









まずは発泡剤を口の中に。
顆粒になっているため、水で溶いたバリウムで流し込みます。

口に入れた瞬間シュワシュワしてくるので、流し込むときは躊躇いなく一気に!



飲んですぐに膨張感が来る…炭酸飲料なんて目じゃないですね!
必死にこみ上げてくるゲップを我慢している私の前に、更にバリウムが差し出されます。






これも喉を鳴らしてイッキに!
飲んだ感想としては、どんな味でもどんとこいの精神でものすごーい構えて飲みましたが、なんだか案外ふつう…?
ほんのりヨーグルトの味がする・・・ような…

ヨーグルトっぽいから錯覚を起こしたのだろうか…






両方飲んだらいよいよ撮影開始です。
台の上に横になって撮影をしていきます。

検査室で技師さんがみてる画面も一緒に載せてみました。
こんな感じで、体の向きを変えながら色々な角度から撮っていきます。

後々、なんかどーっかで見たことある画面だなーと思いながら写真を眺めていましたが、なんかこれ理科の実験で顕微鏡を使って観た微生物みたいですね…







最もデンジャラスな向きが、このうつ伏せ。
うつ伏せになった後に、お腹の下に枕みたいなものを敷くので、圧迫されてゲップがもれそうに・・・



と、我慢を続けていたら撮影が終わりました。
部屋から出る前に渡されたのが、この下剤です。






バリウムって何だろうと思って調べたことがある方はご存じかと思いますが、バリウムは実は 金属 なのです。
そのため内部で固まる前に体外に出す必要があります。

(──後日談として、下剤を飲んでも排出されずにものすごい不安にかられながら追加の下剤を処方してもらいに行く私の姿を見た人がいるとかいないとか…)






退出した後に受付から会計票を受け取り、1階の会計に提出して検査終了!お疲れ様でした!


今回の検査を通して感じたこととして、


・思ったよりバリウムが苦ではなかった(個人の感想です)

・発泡剤は想像以上に中で膨れる(個人の感想です!)

・撮影中にバリウムを飲むと、胃にするするっと入っていくバリウムがはっきり観えてちょっと感動する


・・・最後のは自分の検査の時の感想ではないですが、バリウムってすごい重要なんだなーと感じる瞬間だったので。


もちろん苦手意識を持っている人もいらっしゃいますでしょうし、内視鏡を選択することも視野に入れつつ、検査を検討してみてください!
最後に今回御協力頂いた内科・大沼先生から、総括の言葉を頂いてきました。

          


胃がん検査(X線)にて要精密検査となった際は、胃カメラを予約しましょう。
当院では、経口・経鼻いずれも行っております。

その他のがんの中でも、大腸がんは最新のがん統計の部位別死亡順位で、男性3位・女性1位です。
便検査で陽性となった場合、必ず内視鏡検査をうけましょう。


ちなみに胃がんも男性2位・女性4位と、高めの順位となっております。
この横浜市のがん検診サービスは、その他のがん検査も対象になっていますので、上手に利用してくださいね!



実は内視鏡も未経験な私ですが、うっかり喋るとブログネタ作りの格好の標的になりそうなので黙っていようと思います・・・




横浜市港南区最戸1-3-16
TEL:045-741-2511
メール:info@yokohama-toho-group.org
Facebook
https://www.facebook.com/yokotohp